千葉県大原漁港のマダコ&伊勢海美
2020/06/12(木)に訪問した千葉県外房大原漁港でのレポートです。
タコの美味しさでは西は明石、東は大原と言われるぐらい有名な大原のマダコ。
そして全国第2位の水揚げ量を誇るイセエビ。
千葉県ブランド水産物に選ばれているそれらが、実際にどんなもんか自分の舌を持って確めてきました。
駅に着くと改札口上にこの看板があります。表記のように、通常漁港では毎週日曜日朝市をやっています。結構有名なようで、近郊他県から車で多くの人が訪れるそうです。更にネットで調べるとその場で買った魚介類などを無料バーベキューコーナーで焼いてもらえるそうです。
ただ現在はコロナウィルスの感染防止の為朝市自体やってなく、一応予定では6/21には再開したいと考えているようです。
改札口を出ると右に『いすみ鉄道』の乗り口があります。ちなみにこの列車で千葉房総半島を約3時間で横断でき、内房五井駅に行けます。
駅を出ると目の前にタクシー乗り場があり、この写真右側には交番もあります。
目的地の大原漁港までは徒歩で約20分かかるか、かからないかの距離。歩くのが億劫な人はタクシーもしくはレンタルサイクルを使うと良いでしょう。
駅からすぐに観光案内所があります。ここでレンタルサイクルは借りられます。
ママチャリなら100円、電動アシスト付きだと500円で借りられます。私は徒歩20分圏内なら日頃の運動不足解消の為にも歩きます。
で、大原漁港へ到着しました。マダコ&イセエビが食べられる飲食店は11時開店なので、それまでちょっと近くを散策します。
近くに海水浴場がありました。駐車場やトイレなど設備はきれいでしたが、海岸線に入る手前にはロープが張られ、コロナウィルス対策を呼び掛けるお知らせもありました。
干物屋さんを見つけました。この頑固一徹にみえるおやっさんが監修した干物を売ってるんでしょうか。私には『オメーみてーな青二才にうちの娘はやれねぇ!』って言ってるように見えました(*^^*)
さてそろそろ時間なので本日の飲食店へ。
目的地の『いさばや』さんです。『いさば』とは『漁場』を意味します。夷隅東部漁業共同組合が経営する直売所兼食堂。営業時間は(物販)9:00~15:00(食堂)11:00~14:00。物販では漁港で水揚げされた房総の海で捕れた魚介類や加工品を販売してます。
店の外でいきなりタコさんに会えました!(^∇^)
鍋を覗きこむと、なんかだかお汁粉のような色。この中で煮られている様子。
大原漁港においてこの『器械根』の説明なしに千葉県ブランド水産物認定、そして全国プライドフィッシュにも選ばれている。イセエビやマダコは語れません。
器械根とはいすみ市沖合いに広がる深さ20m前後の砂場、岩場、海藻類が生い茂る特殊な磯棚地帯。その広さは120平方キロメートルに及び、その海中環境の良さから海洋生物が多数生息する世界でも有数の漁場。
明治時代にアワビの好漁場として知られると、全国からヘルメット型潜水器械を纏った潜水夫が多く集まり漁を行っていた。そして当時房総、三浦半島では岩礁地帯を『根』と言っていた。すなわち『器械根』の名前はこれらに由来します。
器械根についてはその歴史を調べると興味深い事が多々あり、書いていくとワケわからなくなると思うので、とりあえずイセエビやマダコが生育する絶好の漁場だったのだと知っておいて下さい(*^^*)
店内は右側が物販スペースで、イセエビが入った生け簀もあります。
当然タコさんも販売されてます(^∇^)
食堂スペースでは入口で最初に注文を行い席へ案内されますが、私はイセエビの刺身を食べるので先ずは生け簀から好みのヤツを選びます
店で食う場合100g=900円です。
個人的に一人でイセエビ食うなら250gぐらいのヤツを選ぶのがベスト。可食部は尻尾が刺身で頭は味噌汁になります。今回選んだヤツは237gでしたから一匹約2100円。ちなみによく行く浅草の寿司屋でイセエビの相場を聞いたところだいたい100g=1500円って言ってました。それだと一匹約3500円だからいかにここが、都内で食うより安いかが分かります。
注文後は席で待ちます。
横の窓越しに漁港が見えます。
この店無料Wi-Fiもあるので何気に気が利いてます(パスワードは店内に貼ってあります)ちなみにこの画像下に漁船と思われる表示があります。右舷左舷にWi-Fiスポットが付いてるんですかね(^∇^)
そうこうしてるうちに注文の品がきました(^∇^)
大原マダコの刺身(^∇^) ついに食えました!実にタコの味が濃い!旨いですよ(*^^*)若干小豆の風味も感じましたが、多分煮る過程で小豆を使っているのでしょう。ネットで調べるとその方法だとタコの色が良くなると出てます。
タコの唐揚げです。天ぷらにしようか迷いましたがこれにしました。これもタコの味が濃くて旨いです(^∇^)
そしてイセエビ刺身(^∇^) 超新鮮だから歯ごたえがあり旨いです(^∇^)
頭の味噌汁です(^∇^) これは頭に残っている身と海老ミソを汁に溶いて食べるのがコツ。海老の旨味が味噌汁に馴染んで実に滋味あふれる逸品になります(^∇^)
店はテレビ取材も多く来たようですね。有名人の色紙などいっぱい貼ってありました。
大原のマダコ&イセエビは十分その旨さを自分の舌を持って堪能しました。
今回もう一つ調べたかった事としてタコのヌメリをどうやって取ってるのか?でした。
ネットで調べると洗濯機を使ったり、タコ洗い専用のジュースミキサーみたいな器具を使ってたりといくつか出てました。
お会計の時にズバリこの事を店長に聞いてみたところ上記写真の洗濯機はタコ洗いではなく、普通に調理場で使うタオルなどを洗ってるだけだと言う事でした。
この店では扱うタコの量が膨大なので洗濯機で洗う事はないそうです。
まあとにかく、大原のタコ確かに堪能しました。次回は旬のタイミング、もしくは朝市がやっている時に訪れ器械根イセエビ&マダコを食べてみたいと思いました(^∇^)
そんな事も交えながら、今回の大原漁港訪問はとても勉強になりました(^∇^)
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